【音楽配信】ディストリビューター AMUSE Pro 有料化の機能,注意点【2020】

■ ミュージシャン向け情報

「ロイヤリティ100%、中間マージンなし、登録料無料、維持費無料」を掲げる海外ディストリビューター「Amuse」が、ついに Amuse Pro という「有料版」を出しました。

実際にメールで問い合わせて色々聞いてみましたのでまとめます。

無料で使えなくなるのか?
どのような機能が追加されたのか?

注意点も含め、くわしく書いてみたいと思います。

Amuse Proの料金

年間(割引料金込み)$59.99

これにより、年間割引料金を使っても、LANDRを上回る金額となります。

(LANDR マスタリング&リリース ベーシックプランの場合、年間4800円)

Amuse Proに追加された機能

配信先の追加

AMUSEAMUSE Pro
Apple MusicApple Music
SpotifySpotify
GooglePlayGooglePlay
AmazonAmazon
DeezerDeezer
TidalTidal
Claro MúsicaClaro Música
NapsterNapster
YouTube MusicYouTube Music
YouTube Content ID
TikTok
Anghami
Soundcloud
Facebook
Instagram

太字が、フリー版・プロ版の違いです。

参照元

Attention Required! | Cloudflare

ストア数では、LANDRが勝ち、ソーシャルメディアへの配信は、AMUSE Proが勝ちます。

チームアカウントの作成

マネージャー、プロデューサー、コラボレーターをプロファイルに招待できる。1つのアカウントですべてのアーティストプロフィールを管理。(バンドなどで登録するための機能)

自動ロイヤリティ分割

チームアカウントで作った、コラボレーターやチーム・バンドへのロイヤリティを自動で分割。

規約を見ると、Proに入っていないユーザーは15%のロイヤリティを引かれると書いてありましたので、注意です。

AMUSE PROのサブスクリプションに料金を支払っていないユーザーは、招待されたレコーディングから得たロイヤリティのシェアに対して15%のコミッションを支払います

どのような問題でも、24時間以内にサポート保証

(返信するということかとおもいます。問題を解決するとは書いていませんでした。)

高速サポート、高速配信、必要な数の同時リリースをスケジュール

リリースをわずか10日間でライブ配信できます。とのこと

 

(10日後から指定可能になるということ。実際にはストアが決めるので、確実はリリース日は指定できないと思います。遅れても文句は言わないで!と規約に書いてあります。)

Amuse 無料版ユーザーは、少なくとも21日後から指定可能と規約に書いてありました。ここからさらに時間はかかると思います。プロ版と無料版の違いは、10日か、21日か、だと思います。

Amuse Pro 解約後は、Amuse 無料版を使えるか

解約後は自動的に無料版になるが、ストアから曲は消える(再登録しなければならない)。

Amuse 無料版はまだ使えるか

現時点で、Amuse フリープランは使えると回答がありました。

ただし、「Pro版の発表と同時に、Youtube Content ID は Proユーザーしか申請できないようにした」と回答いただきました。

まとめ

今回のPro版の発表で、フリー版で配信先ストアが減ったということはありません。

フリープランでできなくなったことは Youtube Content IDの申請 ということになります。
個人的には、現時点で、ソーシャルメディアへの投稿を気にしないなら、Pro版のメリットは感じません。( LANDRのほうが安くなってしまいました )

AMUSEを使う場合は、無料版でいいのではないでしょうか。

ただ、有料プランユーザーのサポートを厚くしたことで、無料プランユーザーへのサポートが悪化する可能性も捨てきれません。
期待していたサービスだけに、今回の仕様変更は、残念でした。
AMUSEは2018年に大きな投資を受けていますので、しばらくは大丈夫だと思っていたのですが、いきなりの路線変更に、経営難の様子が見え隠れします・・・

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