【音楽配信】日本語の曲名・日本語のアーティスト名に注意(AppleMusic仕様変更の問題)

■ ミュージシャン向け情報

AppleMusicの仕様変更により、韓国・中国・日本などは、それぞれの言語で配信しなければならなくなりました。

AppleMusic以外(Spotifyなど)はそんな縛りはないですが、ディストリビューターが一括で作業を進めるため、どっちにしてもAppleに足を引っ張られます。

Appleには配信しない!と思い切ったことをしちゃえば、この記事は気にしないでOKです^^。

Appleの基準にあわせて、何が必要になるか

Appleを配信先に含める限り、
「日本語表記」「ラテン語表記」など、言語ごとに翻訳した曲名・アーティスト名で、
別の曲として、あらたに登録が必要になります。

具体的に起こる、追加作業とコスト

● 曲名の変更
● アーティスト名の変更
● ジャケット上の表記を変えて再作成

1曲分しっかり手数料もかさみます。

配信曲の変更方法(具体例)

アーティスト名「あらた」、曲名「桜」で、
日本・中国・英語圏(ラテン語表記ならOkなので、欧州も含む)へ配信したい場合

配信先アーティスト名曲名
日本へあらた桜( ※1 曲名・アーティスト名で日本語と多言語を同時に含むこともできない。)
中国へ新 荒田 など樱花 など
英語圏へArataSakura cherryblossom など

※1

アーティスト名:あらた(←日本語表記)、Sakura(←英語)のような書き方でも、日本語表記がまざっている限り、日本でしか配信されない。

個人的に考えてみた解決案

Tunecore Japan、BigUpなど、国内で、かつ手数料の高い配信業者は対応してくれることもあるそうです。

しかし、最終的にはAppleストアの判断になるのということなので、保証はできませんと回答を頂きました。

(あくまで日本の代行業者を利用できない病気にかかってます↓)

十分なお金を(しっかり数年)払い続ける余裕があれば、国内業者でもええとおもいます。

【音楽配信】国内の音楽配信業者は、年間コストに注意(ディストリビューター)
国内にも、音楽配信業者(ディストリビューター)は数多くあります。自分は8年くらいこの業界を研究してきたのですが、 自分みたいな、アマチュア・インディーズ規模の場合、国内のディストリビューターは「年間登録料」に注意が必要です。 ...

解決案としては・・・

思い入れを捨て、英語表記で統一すると、ラテン語圏(米・ヨーロッパ)への配信はOK。
「さらに他の国へも配信したくて、しかも言語が違う曲」だけ、別の会社を利用する。
Apple Music に配信しない( という選択肢も一応あるにはある… )

くらいしか思いつきません・・・。

自分は、どうしても中国や韓国に配信したい曲(ができたら)、CDBABYがいいかな・・・と思う

LANDRも中国への配信を明記していますが( KuGou、Kuwo、QQMusicなど)、10曲を越えた時点・30曲を越えた時点で、それぞれプランが高額になっていくので、数曲程度なら「払い切り」のCDBABYのほうが安くなるかと思います。

追記:CDBabyの代理店、Spinappから返信をいただきました

2タイトルの登録となるので登録料が2倍必要となりますが、
日本語版と英語版を登録し、日本語版の登録料金を支払ってから連絡いただければ、
英語版は無料で発売いたします。

とのことでした。ありがたいです。

でも

中間マージン9%(まあ、そんなに売れないだろうから大したことないけど・・・)
シングル1曲登録するのに、約1500円(うん・・・これはちょっと高い)

というデメリットもあるんですよね・・・

(CDBABYは永久にストアに置いてもらえるので、年会費のような維持費はないのがメリット)

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