UPCコードとは?
一言で片づけてしまえば、アルバムごとに付けられる「バーコード」です。
デジタル配信のみの場合は、後述する ISRCコードのほうがよく使われます。
CDやDVDなど、デジタル配信以外でも売りたい場合は、付けておくべきです。
今後、CDで売るか迷っているときも、無料ならば付けておくべきかと思います。
ただ、ディストリビューターによっては有料(CDBaby)のところもあるので、確認してからのほうが良いと思います
ポイント:曲数が多いときは、UPCコード発行料に注意
たいていは無料のところが多いので、大丈夫かと思いますが、CDBABY では、1シングル約5ドル、1アルバム約20ドルかかります。
なお、UPCコード発行だけ、別の会社で行うこともできるのですが・・・面倒です。
また、UPCコードは発行後、GS1 (Global Standard)へ登録する必要があり、これが個人でどのようにすればよいか、窓口がわかりません > < お金がかかるのかすらわかりません。
曲数が多い場合は、UPCも無料で発行してくれるところを選ぶのが良いと思います。
ISRCコードとは?
ISRCコードは、音源が使用されたとき、「徴収分配」を管理するためのコード。国際標準コードとして認められているコードです。
主に企業が使うもので、例えば何らかのメディアで使われた場合、企業が使用料の分配を管理するために使います。
iTunesであろうと、Amazonであろうと、Spotifyであろうと。
どこのサービスで配信するにも必要となります。
付けていたからといって、必ずしも「使用料が払われるわけではない」ですが、無料で付けてくれるディストリビューターが多いので、付けていたほうがいいですね。
ISRCコードと楽曲登録の注意点
ここで1点、ISRCコードと、楽曲登録の注意点として、
「視聴覚的に識別できるもの」は全て異なるレコーディング物として扱われ、個別のISRCコードが付けられます。
以下のようなときは、すべて【個別の ISRCコード】が準備されます。
・ タイム違い(ロングバージョン・ショートバージョン)
・ 宣伝用に、フェード加工や、ナレーションなどをいれたもの
仮に、人気が出た曲を、アレンジして配信したい!というときは、【2曲分の配信費用】がかかるということになってしまいます。
ポイント:音楽スタイルによっては、配信曲数の制限に注意
ISRCコードの欄でまとめましたが・・・
少し手を加えただけでも【別の ISRCコード】が必要で、「別曲として登録しなければならない」ということが、私たちミュージシャンにとっては重要で・・・
ちょっとっと違うバージョンを作っただけでも1曲として扱われるので、コストがかかってしまいます。
とくにリミックスなどを多く手掛けるDTMerさんなどは、後々出費がかさみますね・・・
そのため、配信曲数に上限があるプランはなるべく選ばないほうが、後々よいと考えられます。
まとめ
配信代行業者(ディストリビューター)や、プランを選ぶ際は、
・ ISRCコードが複数必要になることがあるので、アレンジ、リミックスなどの制作が多い時は、登録数に制限がないプランが無難
ことを知っておくといいかと思います。
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