前回まとめた、ダウンロード販売サービスの比較(手数料・支払方法)で、Stores.jp が一番に躍り出た感があります。
が、このブログらしく、あえて問題点を(勝手に)書き出してみたいと思います。また私見が多いですが・・・
※BASEについてはこちらで勝手に考察しました。
手軽にショップ経営「BASE」の課題点・問題点を本気出して考える
集客力が見込めない
ショッピングモール型だと、マージンを取られる代わりにアドセンス広告などで集客してくれましたが、それができないモデルですね・・・。
個々のショップを広告に出しても仕方ないですし、かといってランダムで商品を見せるヤフオクや楽天タイプのアドセンスも、商品数が多くてどうにもなりそうにありません。
セルフブランディング、プロモーションは、別にしっかりやらないといけませんね。
多言語化はできない
英語のショップは作れますが、多言語化はできません。SEO的にも、海外から直接ショップへの導線は期待できないかもしれません。
日本のアニメ・イラスト・音楽は、海外からの需要も大きいので、欲を言えば、欧州からのアクセスも欲しいところです・・・。
Google翻訳がサービス提供を終えたため、自動翻訳がユーザー任せになることもネックです。
Stores.jp では、特定商取引法の表記 が必須になる
氏名・住所・連絡先といった個人情報を記載しなければいけません。
特にペンネームで活動しているクリエイターにとっては、これが一番ネックになるかと思います。
画像で表示できるような機能が検討されていたようですが、テキスト表示が義務化されることになりました。
公式マガジンより:https://officialmag.stores.jp/entry/2018/06/22/194449
・・・せめて画像表示して、マウスオーバーで文字を表示させればいいんじゃない・・・?
「ショップを運営する」という性質上、どうしても【特定商取引法の表記】は避けて通れません。
・・・結構バカにならなくて、迷惑な営業電話とかが頻繁にかかってくるようになるので、本当に困ります・・・
まとめと課題
特定商取引表示を記載する必要がある
⇒ ショップタイプなので仕方がない。正直どうしようもないが、100歩譲って、個人情報をコピペされないようにしてほしい。 jQueryでポップアップ表示するとか・・・そこだけコピペ防止とか、何か対策してほしい。
多言語化ができない、海外からのアクセスはSEO的にも不利
自分で多言語化した商品ページを作るしかないんですかね・・・。
タイ語とかハングルとかわからないよぉ・・・。そこまでするなら、DrupalとかのCMSで1から作ったほうが、「海外からは」使いやすいモールになりそうな気がします・・・。
集客の問題・買い手へのアプローチが足りていない
⇒ 自分で宣伝する努力が必要なのはわかるが、ショッピングモール型のようには集客できないと思います・・・。たとえ、Stores.jp運営ががんばってマガジン配信したり、目玉商品のピックアップページを作って、そこに集客するとしても、ヤフオクやジモティーの【目立たせる】ような【有料オプション】型のシステムになる気がする。
色々なジャンルの商品が1つの店に混在する問題もあります。極端な例として、服・おもちゃ・生活雑貨など、複数の仕入れをしているオーナーは、服専門・おもちゃ専門・・・というように店舗を作らないはずです(その分ショップ運営費がかかるため)。そのため、店自体をアドセンス広告などで紹介しても意味がない。
要は、集客のためには、「買い手の目線」で、商品がまとまったページナビゲーションが必要だと思います。
例として、複数の店舗から、子供服だけ集め、「子供服を探している買い手」を誘導するページを作り、さらに価格等で絞り込めるようなシステムを組み込むなど・・・。
これも、ショッピングモール型を脱した弊害ですね・・・。CMSのようにカテゴリ分け・タグ分けができないので、ヤフオクのように「カメラを探したいから、カメラカテゴリを選択する」ということができない。
実際、現状、stores.jpのトップページに行っても「こんなお店が作れますよ!」というショップの紹介のみで、買い手はどう商品を探したらいいのかわからない。
お客さま側からの導線が甘い気がします。買い手目線での運営もがんばってほしいところです。
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