かつて、DTM に限らず、『クリエイティブといえば、MAC』というイメージが、圧倒的に正義だった。
あくまで個人的な印象と結論だが・・・20年以上クリエイティブ業界にかかわり、MACを利用してきた私は、一年半ほど前に、意を決して「MACにさようなら」した。
※ これから Ubuntu や ChromeBookの進化でも状況は変わってくるだろうが、MACには戻らないだろう…
なぜMACを使っていたのか?冷静に考えた
なぜMACを使い続けていたのか。共感できる方もいるかもしれないが、私の場合、以下のような理由があった。
(1)安定性という幻想
⇒ しかし、Windowsの最適化・カスタマイズでどうにでもなる?勉強次第。
(2)Apple Storeなどでの、ハード・ソフトでの、サポートの秀逸さ
⇒ しかし、もはや稼げなくなった音楽業界で、弱小クリエイターにサポートを受ける金額など見込めない
(3)Apple に最適化されたソフトの安定性(音楽ではLogic)
⇒ 後述するが、これは諸刃の剣。Appleに永久にお布施をする覚悟・経済力があるかどうか。
(4:個人的)使い慣れていた
※ LogicがEmagic社のものであったころから、あまりに長い間使っていたので、WindowsやほかのDAWに移る勇気が出なかった。
Apple、MACと寄り添えなくなってきた…
(1)余計な機能が増えた。
タッチ操作での連携、iPhoneとの連携強化など。貧乏人にはついていけない「iPad、iPhoneなど、Apple製品とは連携できるよ?」という機能ばかりが増えていった。
ここで、「Apple製品を使うには、周辺機器を含め、かなり裕福なクリエイターに限定される」と感じた。
(2)外部拡張の貧弱さ、あまりの高価さ
MacProを除き、拡張性がない。いわゆる黒い「ゴミ箱のMacPro」以降、拡張もままならない。ではノートか?いや、拡張デバイスもあまりに少なく、高価すぎる。
必死に作ったアルバムが1カ月の収入が1000円以下というマイナーアーティストにとって、赤字ばかりがかさむ。
…まあ、自分の音楽が貧弱なのは言うまでもないが、ストリーミング収益を知っているクリエイターなら、MACは神の遊びであるのは言うまでもないっス…w
(3)M1チップへの移行
これが最終的な決め手になった。過去絶賛された、intel チップと互換する Mac。
それと逆行し「すべての周辺機器やソフトを、自社で囲い込む戦略」に、「貧乏人お断り」となった。M1以降、自分でカスタマイズもできなくなった。
「ごく一部、高収益をコンスタントに稼げるクリエイターの」、神のおもちゃとなってしまった。
MAC→WINDOWSへの移行に苦労したこと
自作マニア・・・かつWINDOWSも98時代から使っていたので、ハード面では特に苦労はしなかったし、トラブルシューティングのノウハウも、圧倒的にWINDOWSが多いので苦労はなかった。
問題は、EXS24 の圧倒的なライブラリを失うことだった。
どうWindowsで鳴らすかを、必死に調べた。
一番お世話になったのは【 KONTAKTでの読み込み 】⇒ダメだったら【 tx16wx 】の2つ。
これでほぼ解決した。
詳しくは、別ページでまとめたい。
その他雑記
結局、やってみなければわからない。使わなければわからない・・・
Windowsの利点は、その他にも複数ある。
(例)VoiceMeeter BANANA(ルーティングのフリーソフト)や、同時起動できるフリーソフトの多さ
そして、いまいちな点も複数ある
(例)USB-Cにみせかけた、USB 3 問題など
まだまだ勉強、修行の毎日だが、MACでもWINDOWSでも、
【勉強し、研究し、自分の糧にする】スタンスは変わらない・・・と思うのでがんばろーとおもう今日この頃でありました。